薫化舎のコア技術

セクション1: 特許ポートフォリオ

私たちの優位性は、公的に証明されています。

特許技術

1 特許7437836 特性情報収集方法および特性情報収集装置(聴覚・Cross-modal interaction)

2 特許7361244 特性情報収集方法(味覚・Cross-modal interaction)

3 特許7220000 特性情報収集方法および特性情報収集装置(視覚)

4 特許7184414 特性情報収集方法および特性情報収集装置(視覚)

 

概要: 学習や行動のつまづきの背景にある、個人の視覚認知などの特性を客観的にデータ化する基幹技術です。

 

これらの特許技術は、薫化舎の認知リフレーミング技術(認知変容)やライフコースケア®の科学的根拠としてクロスモーダル可塑性(神経科学的原理)をベースとしていることを示すものです。すべて認知バイアスの修正プログラムに使われます。

 


セクション2: 認知リフレーミング®

視点を変えれば、世界が変わる。

 

あなたの短所を長所に変えてみよう

あなたの「弱み」は、見方を変えれば素晴らしい「強み」になります。

たとえば…

  • 頑固 意志が強い
  • 気が弱い 周りを大切にできる
  • 心配性 慎重で思慮深い
  • 優柔不断 柔軟性がある

ビジョントリートメント® (Vision Treatment®・視覚機能ケア)

私たちの視覚認知技術の応用形態が「ビジョントリートメント®」です。これは単なる視力矯正ではなく、視覚情報の入力から脳での処理プロセス全体を最適化するアプローチです 。グループが運営する「Optical Shop」では、AIを活用した分析に基づき、一人ひとりに最適なソリューションを提供します 。このノウハウは海外にも展開されています(ビジョントリートメントは医療ではなく、特性情報収集装置によって得られた視覚などの情報処理「トリートメント」から処遇につなげる技術を言います)。

 


独自システム

Multimodal Intervention System®

薫化舎のマルチモーダルインターベンションシステムは、大きく二つの意味があります。

① 医学、心理学、教育学、社会学などの知見を学際的に統合して活用し、問題解決を行う介入システム全体のことをいいます。

② 「脳の異なる感覚領域をあえて同時に使い連携させることで、脳の再編成や機能の補い合いを積極的に促す」という意味もあります。

  プログラム上は、次のような介入システムを有しています。

  • 脳の「協力体制」を作り出す: 通常、目からの情報は視覚野、耳からの情報は聴覚野で処理されます。このシステムでは、視覚、聴覚、聴覚などの複数の感覚に同時に刺激を与えます。これにより、脳は別々の領域で情報を処理するだけでなく、それらの情報を統合し、関連付ける作業を強制されます。
  • 神経の新しい「道」を拓く: この「複数の感覚情報を同時に処理する」という体験を繰り返すことで、異なる感覚領域間の神経ネットワークが強化されます。普段あまり交流のない部署同士が共同プロジェクトをきっかけに連携を深めるのに似ています。
  • 脳の柔軟性を引き出す: このように、複数の感覚を連携させることで、脳が本来持っている「変化する力(可塑性)」を能動的に引き出します。特定の感覚機能が低下している場合でも、他の活発な感覚からの刺激が、機能が低下した領域の働きを補ったり、代替のネットワークを構築したりする手助けとなるのです。

薫化舎のマルチモーダルインターベンションシステムは、クロスモーダル可塑性が「ある感覚が失われた時に、他の感覚が補う」という受動的な現象であるのに対し、薫化舎のシステムは「複数の感覚を意図的に連携させることで、脳の可塑性を積極的に利用・促進し、認知機能の向上やリハビリを目指す」という能動的なアプローチをとり、認知変容を促すことを目的にしています。


システムプログラム構造 CRIS®、CROS®、CRTP®

 

CRIS®(Cone Rod Intervention System) - 錐体・桿体介入システム

入力情報の収集・分析システム

  • CRIS®は、課題の根本原因を探るための「入力」部分を担うシステムです。特に、脳の認知処理の入り口である「視覚」に着目しています。
  • 網膜にある光を感知する細胞「錐体(すいたい)」と「桿体(かんたい)」の働きを、特許技術(特性情報収集方法:特許第7184414号)を用いて測定・分析します。これにより、光情報の入力段階でどのような偏りや不全があるかを客観的に把握します。
  • 対象となる課題:読み書きの困難、学習の偏り、特定の物や光に対する過敏さ、偏食といった、一見すると原因が分かりにくい課題の背景にある視覚認知の特性を探ります。
  • CRIS®によって得られた個人の視覚認知プロファイルは、後述するCROSで分析され、具体的な支援プログラム(CRTP)を策定するための基礎情報となります。

 

CROS® (Cognitive Reframing Intervention System) - 認知リフレーミング介入システム

中央司令塔(OS)としての役割を担うシステム

  • CROS®は、CRIS®などから得られた情報を統合・分析し、個別の支援計画全体を管理するオペレーションシステム(OS)に相当します。
  • 個人のライフコース(人生行路)上で発生する様々な課題やリスク、ニーズをシステム的に分析し、数量化します。そして、どのような介入が最も効果的かを判断し、支援の全体設計を行います。
  • 情報統合: CRIS®による視覚認知データ、心理検査、面談情報などを統合的に分析します。
  • プログラム設計: 分析結果に基づき、行動変容や問題解決を予測し、一人ひとりに最適化された認知リフレーミング治療プログラム(CRTP®)を策定します。
  • 進捗管理: 策定したプログラムの進捗を管理し、必要に応じてアップデートを行うなど、支援全体の中央司令塔として機能します。

 

CRTP® (Cognitive Reframing Treatment Program) - 認知リフレーミング処遇プログラム(医療ではなく、心理・社会的プログラムです)

具体的な実行・介入プログラム

  • CRTP®は、CROS®によって設計された、個別の課題解決のための具体的な「実行プログラム」です。
  • 「認知リフレーミング(ものの見方や考え方の枠組みを変える)」というアプローチを軸に、認知の偏りを修正し、具体的な行動変容を促すことを目指します。
  • 生物学・心理学・教育学など多角的な視点を取り入れた(マルチモーダル的介入)、オーダーメイドのプログラムです。学習能力の向上、コミュニケーションスキルの改善、不登校やひきこもりからの脱却、アスリートのパフォーマンス向上など、クライアントのニーズに応じた多様なプログラムが含まれます。
  • 単なる対症療法ではなく、CRIS®による科学的なアセスメントとCROS®によるシステム的な分析に基づいているため、課題の根本原因に働きかけることを特徴としています。

この3つのシステムは、以下のような一貫した流れで連携しています。

CRIS® (入力): 特許技術で視覚認知などの課題の根本原因を探り、情報を収集する。

CROS ®(処理): 収集された情報を統合・分析し、最適な支援計画を設計するOS。

CRTP ®(出力): 設計された計画に基づき、具体的な介入やトレーニングを実行するプログラム。

このように、株式会社薫化舎は、科学的根拠に基づくアセスメント(CRIS®)、システム的な分析と計画策定(CROS®)、そして個別最適化された実行プログラム(CRTP®)という一連の体系的なアプローチによって、個人が抱える様々な困難の解決と、より豊かなライフコースの実現を支援しています。