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ライフコースケア事業をより充実させます

弊社のクライアント様の大学受験がすべて終了しましたが、今年度は希望大学への合格率は100%でした。皆さん、不登校や退学、引きこもりなどになり、発達障害とされる課題を乗り越えて、国公立大学やいわゆるMARCH、関関同立、産近甲龍(この区分以外の合格者はいません)でも競争率の高い学部へと進学されます。中学校に行けなかった方々も全員無事高校卒業できる予定で、100%の就職内定ができ、望ましいとされるライフコースへと方向転換されました。満面の笑みで報告していただける瞬間に私たちの心も高まります。加えて、就職後や大学進学後もお付き合いをお願いしますというお言葉はとてもうれしく思います。改善を重ねてきたプログラム内容が充実してきたとも感じましたので、よりブラッシュアップして次年度も頑張っていきたいと思います。

 

本年、薫化舎グループはより高度なプログラムシステムを整備して新しい方向へと進んでいきます。特許技術の国際化や新しい認知関係特許を目指した技術開発をすすめ、より付加価値性と生産性を高めていきます。加えて、社会的セーフティネットとしての機能を強化しながら、ライフコースケア事業のサービス内容の充実と質を高めていきたいと考えています。

 

特に現在、帯広、東京、大阪でしかご提供できない、ライフコースケアサービスを少しでも多くの地域にご提供できるように、本年5月頃に福島県、三重県、広島県に支社を開設する予定です。そのうち福島支社と三重支社では、学校機能を持たせた薫化舎の学校を設立する予定です。ライフコースケアは、認知システム関係の特許技術に基づくコンサルティングや関連商品・製品、就労・進学プログラムサービスなどから成り立っています。このうちコアとなる各支社の実施する薫化舎のプログラムシステムは、基本的に3つのシステムから成り立っていますのでご紹介いたします。

 

ひとつ目は、CROS®(Cognitive Reframing Opration system)というオペレーションシステムです。これは、各種検査などによって明らかにされた個人の問題やニーズを特定してその問題の存在に接近します。そして改善確率の高いニーズに対してターゲットプログラムが作成されます。実践によって得られたデータをもとにプログラムを修正し追加するなどしてプログラムのコストベネフィットを最適化するオペレーションシステムです。

現在、これらのシステムをAI化していく研究を行っています。将来的には、認知リフレーミング士がこのAI化されたOS(オペレーションシステム)を活用して、認知や社会的能力改善などの各種プログラムと連動させながら、最善のライフコースケアをコンサルティングしていきます。

 

次にCRIS®(Cone Rod Intervention System)という介入システムも活用します。学習障害などの要因の一つとされる認知情報処理システムの問題等に特許技術を活用して改善可能性を測定します。それをもとに様々なプログラム技術を活用して学習等の問題に効果的に介入していきます。特にこの特許技術は正確性を必要としますので、一般社団法人日本認知リフレーミング協会の認知リフレーミング士の有資格者や認定提携している医師・医院のみが活用できます。このデータは、CROSに還元されて視覚認知機能バイアスの介入領域に活用されます。

 

そして、CRTP®(Cognitive Reframing Treatmnet Programs)で、各リスクニーズに対して、CRISやCROSに基づいて効果的なプログラムを実施していきます。薫化舎の開発した様々なプログラムをベースに社会的資本を蓄積させていきます。これらは、個別プログラムから各企業や法人のネットワークも活用した総合的プログラムと連動して実施されます。

 

以上のような薫化舎グループのライフコースケアサービスを、各地域でご提供できる体制が整いだしています。

本年もより効率的により一般化させて多くの方々に活用していただけるように、技術開発やシステム強化を行っていきたいと考えています。また、ソーシャルセーフティネットの役割の一つを担える企業として成長させたいとの思いを強めていますので、ご支援のほどお願いいたします。